包茎手術 仙台中央クリニックTOP > 重症包茎に対する手術 > 重症包茎に対する治療の必要性
排尿障害が有る包茎、性行為に支障が有る包茎は、重症包茎と考えられ治療が必要です。無理に包皮を剥いて戻らなくなった場合は、包皮や陰茎が壊死する可能性があり、早めに治療することを推奨しています。
生活習慣病が原因で包茎症状が進行することが有ります。動脈硬化や高血圧、糖尿病などの生活習慣病は血流が悪くなる病気です。これらの症状がある場合、酸素や栄養が全身に行き渡り難くなります。そのため、炎症が起きた際にも傷が治り難く、不衛生になります。その結果、包皮の内板と亀頭の癒着が進行することが有ります。
重症包茎の場合、亀頭が包皮に覆われているため、子宮に届く精子が少なくなるので、不妊のリスクを高めることになります。
肥満型包茎では、体内に埋もれている陰茎を引き出すことが必要となります。包茎手術だけでは、亀頭を露出させるのは困難で、複合手術が必要です。陰茎を支える靭帯を引き出して補強する埋没陰茎修正長茎手術、下腹部の脂肪を吸引する脂肪吸引式長茎手術などを行います。
重度の包茎の場合、包皮口が極端に狭いと排尿時に包皮内に尿が溜まり、包皮が膨らんで、尿が飛び散ることがあります。包皮内に残尿として溜まると、包皮が赤く腫れて痛みを伴い、尿路感染症を併発するリスクが高まります。
重度包茎の場合、包皮の内側と亀頭が癒着し一体化することが有ります。亀頭と包皮の内側を薄く剥がしながら亀頭を形成する必要が生じ、手術の難易度が高くなり、場合によっては術後何度か通院が必要になることが有ります。
20歳、未婚。包茎手術、埋没陰茎修正、亀頭強化
症例経過:包皮と亀頭が癒着して剥くことができない重症の包茎症例です。自分で剥こうとしても剥くことができない状態で、無理に剥くことで包皮や亀頭を傷つけるため、適切な治療を受ける必要が有ると考え、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、包皮口の絞扼が強く、包皮の内板と亀頭の癒着が認められました。陰茎堤靭帯を補強して埋没陰茎を体外に出し、亀頭を傷つけないように包皮の癒着を剥がし、余剰包皮を切除しました。またヒアルロン酸を注入することで亀頭を強化しました。亀頭が露出して衛生面の改善と伴に、外見のコンプレックスを払拭できました。
症例解説:重度包茎は包皮と亀頭が癒着して全く剥くことのできない場合があり、亀頭の露出が出来ずに、陰茎の成長が不十分になります。包皮と亀頭が癒着したままの状態になると包皮の炎症を繰り返すことがあります。自己修復はほとんど不可能で、手術で癒着を剥離する必要が有ります。放置すると包茎が重症に移行し、トラブルに繋がります。適切な治療が行われれば、亀頭は露出され症状は大きく改善します。重症包茎の治療は血腫を生ずるリスクが有ります。